上田市真田町本原の「真田氏歴史館」敷地内で、地元の農産物を販売する「ゆきむら市(いち)」が大型連休中も観光客らに人気だ。1日は、収穫したばかりのシイタケやアスパラガスをはじめ、コメやクルミなど10品目ほどを販売し、同館を訪れた人でにぎわった。
地元の農家らでつくる「真田地区営農活性化委員会」が2014年に始めた。今年、地元ゆかりの戦国武将・真田信繁(幸村)が主人公のNHK大河ドラマ「真田丸」の放送効果で市内への観光客が増えていることを受け、4月23日から毎日開催し、連日売り切れる盛況ぶりという。
同委員会の古市義和さん(70)=上田市真田町本原=によると、昨年はリンゴなどが好評で、ゆきむら市をきっかけに注文が来たこともあった。「これから品を増やしていくのでぜひ足を運んで」とPRしていた。ゆきむら市は11月下旬まで、旬の野菜や果物などを販売する。午前10時〜午後2時。