越後湯沢駅を出発する現美新幹線=29日午前8時30分ごろ

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ついに出現 走る美術館 上越新幹線 湯沢で出発式

新潟日報(2016年5月2日)

 車内で現代アートが鑑賞できる上越新幹線の観光列車「現美新幹線」の運行が29日、新潟-越後湯沢間で始まった。午前8時すぎ、越後湯沢駅で出発式が開かれ、濃紺の車体に鮮やかな花火を描いた6両編成が走りだした。

 現美新幹線は外観を写真家の蜷川実花さんが担当、内装は7組の芸術家がデザインした。1両はカフェになっており、県産素材を使ったスイーツなどを提供。美術館のように、車内を歩いて芸術作品を楽しむことができる。

 ホームで乗車を待っていた名古屋市の男性は「走る美術館という趣向に興味があり、楽しみにしていた」と笑顔を見せた。家族で写真を撮っていた東京都の男性は「今日は見るだけだが内装もすばらしい。ぜひ乗ってみたい」と話した。

 出発式に出席した泉田裕彦知事は「現美新幹線は新潟県内のみを運行する大きな観光資産だ」と語った。

 土日、祝日を中心に1日3往復、6月までは旅行商品と指定席のみ販売する。JR東日本によると、大型連休期間中は指定席はほぼ満席だが、旅行商品はまだ空きがあるという。

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