下高井郡山ノ内町の観光まちづくり会社「WAKUWAKUやまのうち」は7日、同町平穏の湯田中温泉街にカフェ「CHAMISE(チャミセ)」を開店する。4月に近くでオープンしたレストランに続く第2号の直営店。集客と情報発信の「核」と位置付け、企業や住民と連携して開発した商品、観光情報などを観光客らにアピールする。
木造一部鉄骨造りの2階建て建物=写真=を改修。2階部分を自社の事務所、1階部分の84平方メートルをカフェにする。店名には外国人観光客らが気軽に立ち寄る「茶店」をつくる―との思いを込めた。テーブル席と畳の座敷がある。
町内産リンゴを使って長野市の菓子店などと開発した洋菓子「ダックワーズ」、都内の業者と開発したアップルパイなどを販売。抹茶やほうじ茶のラテなど「茶」にまつわる飲み物も充実させる。県内の観光情報を壁に投影。旅に関する雑誌や本を置き、観光客らの旅の計画作りに活用してもらう。
カフェは地元住民のワークショップ(参加型講座)などでも使う予定。同社は「地域や企業との連携が形として現れる場所にしたい」。午前9時~午後5時。定休日は今後検討する。