万葉植物が生えている場所に札を立てる山下さん(左から2人目)ら=高岡市の万葉植物園

万葉植物が生えている場所に札を立てる山下さん(左から2人目)ら=高岡市の万葉植物園

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万葉植物親しんで 十夢草野の会が高岡・二上山で名札設置

北日本新聞(2016年5月4日)

 森林ボランティア「グリーンサポート十夢草野(とむそうや)の会」(山下眞佐子代表)のメンバーら25人が3日、高岡市の二上山(273メートル)にある万葉植物園の整備を行った。万葉植物を紹介する札を立てたほか遊歩道を清掃し、市民らが訪れやすい環境を整えた。北日本新聞社共催、北日本新聞サービスセンターと高岡フラワーライオンズクラブ特別協力。

 植物園は約1万平方メートルで、1970年から7年かけて造成。越中万葉ゆかりの数十種類の植物を、歌の情景を思い起こしながら観賞できるよう植えられた。しかし、近年は樹木や雑草で覆われ、看板も折れるなど荒れ果てていた。

 同会は昨夏から整備を本格化。この日は同センターから提供を受けた手作りの札8枚を、ヤブコウジやクマザサなどの前に立てた。高さ50センチ、幅20センチで、各植物を詠んだ万葉集の和歌が記されており、山下代表は「子どもからお年寄りまで親しんでもらえる」と話した。

 同センターと同クラブのメンバーらも参加し、遊歩道の泥や散乱している枝を取り除いた。作業に先立ち、棚田北日本新聞社取締役高岡支社長があいさつした。今後も整備を行い、参加申し込みは同センター、電話0766(21)2288。

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