市民ボランティアらが花びらを敷き詰めた善光寺花回廊の「花キャンバス」

市民ボランティアらが花びらを敷き詰めた善光寺花回廊の「花キャンバス」

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花のアートが観光客魅了 長野で「花回廊」開幕

信濃毎日新聞(2016年5月4日)

 長野市の中央通り一帯を花で彩る「善光寺花回廊ながの花フェスタ2016」が3日、3日間の日程で始まった。市や地元商店会などでつくる実行委員会主催で15回目。晴れ間が広がった初日は観光客でにぎわい、花びらや花の鉢で形作られた路上のアート作品などに見入った。

 目玉は新潟県産チューリップ約13万本の花びらを敷き詰めてさまざまな絵にした「花キャンバス」。ピンクや黄色で鮮やかに世界地図を表現した「千花(せんか)」は横18メートル、縦4メートルの大作で、長野市のグラフィックデザイナー轟理歩さん(32)が「世界中の争い事の火種を戦火でなく『千の花』にしたい」とデザインした。

 上高井郡小布施町産のペチュニアなど約1万5千鉢を幾何学模様に並べた「タペストリーガーデン」もあり、会場周辺は甘い匂いでいっぱい。神奈川県小田原市から観光で訪れた会社員府川千麻里さん(52)は「花を敷き詰める市民ボランティアの頑張りもすごい」と感激していた。

 この日は県内の美容師らが髪を飾った着物モデルたちのファッションショー「ナガノコレクション」もあった。

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