喫茶コーナーのオープンに向けた準備が整った二本木駅の待合室=上越市中郷区

喫茶コーナーのオープンに向けた準備が整った二本木駅の待合室=上越市中郷区

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"喫茶店"で交流深めて スイッチバックの二本木駅 上越・中郷区

新潟日報(2016年5月6日)

 えちごトキめき鉄道の二本木駅(上越市中郷区)待合室に8日、喫茶コーナーがオープンする。営業は第2、4日曜限定だが、接客は地元住民が担当する。企画した中郷観光協会は「地域の人や鉄道ファンが集い、一息つける場になってほしい」と新たな駅の目玉にと期待している。

 二本木駅は県内で唯一、折り返し線で列車の進行方向を変える「スイッチバック」がある。スイッチバックが観光資源になると考えた中郷観光協会などは昨年、地元住民や鉄道ファンらが交流できるようにと二本木駅の待合室を改装した。

 喫茶コーナーは約30平方メートルある待合室の一角に設けた。冷蔵庫やテーブル2卓、椅子6脚をそろえ、中郷区の女性によるまちづくり団体「なかごう四季の会」がもてなしを担当する。

 メニューは当面、コーヒーや紅茶、ジュースなどの飲み物で、4月に運行が始まったリゾート列車「雪月花」が二本木駅に停車した際にはホームでも販売する。中郷観光協会は、喫茶コーナーが軌道に乗れば、地元商店から仕入れた弁当などの販売も検討している。

 同協会の岡田龍一理事は「区内でイベントが開催される時に喫茶コーナーも開いて連携していくことも考えられるが、まずは月2回の営業をしっかり続けたい」と話している。営業時間は午前10時~午後4時。

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