福井県小浜市はこのほど、観光客のまち歩きを支援するスマートフォン向けのアプリ「おばまお散歩ナビ」を導入した。小浜市内の観光スポットなどを案内するもので、ダウンロード、利用料ともに無料(通信費は利用者負担)。
同アプリは、旅行前の予習や同市を訪れた際の観光お助けツールとして使ってもらおうと小浜市が制作。国の地方創生交付金約400万円を使った。
アプリでは、「神社仏閣」「レジャー体験」などの目的別に、約100カ所の観光スポットを案内。画面に表示される「経路を表示」をタップすれば地図アプリが起動し、目的地までの道案内もしてくれる。
端末のカメラで風景を映し出すと、周辺の観光スポットが表示される機能のほか、一部のスポットは「古写真を見る」機能に対応。過去から現在の町並みの変化などを確認できるなど、スマートフォンならではの仕掛けが多数用意された。
今月中には、観光関係者向けの説明会が行われる。小浜市人口増未来創造課の佐藤善一主査(41)は「まちの駅がオープンし、周遊観光の環境が整った。アプリをきっかけにまち歩きにつなげてほしい」と話している。
アンドロイド版はPlayストア、iOS版はApp Storeで「おばま お散歩」と検索すればダウンロードできる。