立ち入り可能区域で最も奥の賽の河原を歩いたり、前掛山(奥)を眺めたりする登山者たち

立ち入り可能区域で最も奥の賽の河原を歩いたり、前掛山(奥)を眺めたりする登山者たち

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浅間山に登山シーズン 小諸で山開きイベント

信濃毎日新聞(2016年5月9日)

 浅間山(長野・群馬県境、2568メートル)の登山者向け山開きが8日、小諸市の天狗(てんぐ)温泉浅間山荘前の登山口であった。浅間山は噴火警戒レベル2(火口周辺規制)が続いており、小諸市は火口から約2キロ以内の登山道への立ち入りを規制。参加した約500人の多くは、入山規制中の前掛山(2524メートル)を間近に望む賽(さい)の河原などを目指して登った。

 山開きでは小泉俊博市長らがテープカットのようにしめ縄を切り、参加者は太鼓演奏の中、新緑の登山道を歩き始めた。賽の河原まで行き、昼食を取った長野市の会社員小林美枝子さん(41)は「(火山活動が)落ち着いたら、前掛山まで登りたいですね」と期待していた。

 浅間山では火山性地震が増えたことなどから、気象庁が昨年6月に噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2に引き上げた。その後、ごく小規模な噴火が2回起きた。同庁は火口からおおむね2キロ以内で大きな噴石への警戒が必要としている。

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