氷見市の民宿や飲食店が、地元の旬の食材を生かした料理を提供する「"食都（しょくのみやこ）"四季を彩る氷見三昧（ざんまい）キャンペーン春夏編」が９日、市内３３店で始まり、来店客が季節を感じる料理に舌鼓を打った。８月末まで。

　キャンペーンは参加店でつくる氷見三昧倶楽部（杉木克己会長）や市、市観光協会、ＪＡ氷見市、氷見漁協、北日本新聞社などで組織する実行委員会が２００４年から開催。各店が新鮮な魚介類や山菜、氷見牛などを調理し「氷見三昧御膳（ごぜん）」「氷見三昧コース」などと銘打って来店客をもてなす。

　同市姿の温泉旅館「ひみのはな」では、女性客１０人が氷見三昧御膳を味わい、刺し身やシロエビのかき揚げ、氷見うどん、釜飯などを満喫した。氷見牛の石焼きは好みの焼き加減で食べることができ、会場は食欲をそそる香りに包まれていた。

　女性たちは「刺し身も肉もおいしい」「肉が軟らかい」などと笑顔を見せていた。同旅館では氷見三昧御膳を注文した際、個室休憩や温泉入浴もできる。

　キャンペーンに関する問い合わせは市観光協会、電話０７６６（７４）５２５０。

◆参加店◆
　あさひや、美浜荘（島尾）氷見っ子、美岬、すがた、こーざぶろう、叶、あお、げんろく、やまや、城山（阿尾）秀月、誉一山荘オーベルジュドゥミクニ（幸町）グランティア氷見和蔵の宿（加納）きときと亭三喜、ひみ番屋街番屋亭、魚恵（北大町）うみあかり、灘浦荘（宇波）いけもり（指崎）たなか、牛屋（朝日丘）ひみのはな（姿）川喜、灘や（本町）ひみ浜（比美町）海鮮料理おがわ（伊勢大町）ボーノ・ペッシェ（南大町）與市郎（窪）磯波風、ラ・セリオール（泊）潮の美（脇方）はしもと屋（中田）