JR東日本長野支社は9日、大型連休を含む4月28日から今月8日までの北陸新幹線(長野経由)、中央東線と篠ノ井線の特急の利用状況を発表した。諏訪大社御柱祭の影響で、中央東線上諏訪―甲府間の「あずさ」「スーパーあずさ」は前年同期比8%増の14万2千人が乗車した。
北陸新幹線軽井沢―高崎間は61万4千人と同1%の増だった。沿線の上田市や長野市などにゆかりのある戦国武将の真田信繁(幸村)の生涯を描くNHK大河ドラマ「真田丸」が放送された影響もあったとみられる。
一方、篠ノ井線長野―松本間の「しなの」は同12%減の4万7千人。善光寺(長野市)で昨年開催された御開帳の効果が落ち着いたという。
JR西日本によると、同期間の北陸新幹線上越妙高―糸魚川間は同4%減の31万7千人だった。昨年は善光寺御開帳効果があったことや、今年は大型連休後半の曜日配列が悪かったことなどが要因としている。