上田市生田の尾野山城跡周辺で14日、「第1次上田合戦尾野山史跡めぐりウォーキング」があった。地元ゆかりの戦国武将・真田昌幸は、上田城を攻めた徳川の大軍を撃退した第1次上田合戦(1585年)の際、尾野山城で布陣したといわれる。この日は約60人が参加し、合戦当時に思いをはせながら新緑の風景を楽しんだ。
イベントは市が企画し、健康寿命を延ばすことを目指すプロジェクトの一環。参加者は、約5キロの道のりを3時間ほどかけて歩いた。
出発前に配られた神社や城跡などを紹介する地図を見ながら散策。時折、史跡などで立ち止まり、ガイドボランティアによる解説に聞き入った。植物観賞を楽しむ人もいた。参加した市内の70代女性は「緑が目に染みて、本当に景色が良かった」と話した。