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諏訪大社御柱祭終幕 木やりと「よいさ」夜まで響く

信濃毎日新聞(2016年5月17日)

 諏訪大社御柱祭で16日、諏訪郡下諏訪町の下社春宮、秋宮に計5本の御柱が建てられ、7年目ごとに1度の大祭は幕を閉じた。「建て御柱」は夜まで続き、暗い境内に氏子の木やりと「よいさ」の掛け声が響いた。

 諏訪地方観光連盟の御柱祭観光情報センターによると、下社里曳(び)き(14〜16日)の氏子と観衆を合わせた人出は46万1千人で、前回2010年より1万2千人増。御柱祭12日間の人出は前回より6万5千人減の186万人だった。

 秋宮で最も太い「秋宮一」は午後4時前にせり上がり始め、ほぼ1時間で天を向いた。最後を飾った「秋宮四」の建て御柱も午後8時すぎに終了。「秋宮四、万歳」の声と拍手が湧き起こった。

 今回の御柱祭は、上社本宮(諏訪市)で5日に氏子の男性1人が御柱から転落、死亡する事故が発生。下社を担当する氏子たちは厳重に安全を確保して臨み、作業の時間短縮にも気を配った。諏訪署の御柱祭警備本部によると、下社里曳き3日間のけが人は軽傷の氏子1人だった。

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