くいを打った列や溝などが見つかった発掘調査現場

くいを打った列や溝などが見つかった発掘調査現場

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信毎新松本本社建設地の発掘調査 21日現地説明会

信濃毎日新聞(2016年5月18日)

 松本市教育委員会文化財課は21日、同市中央2(本町)の信濃毎日新聞新松本本社建設地で進めている発掘調査の現地説明会を開く。現在調べている戦国時代末期の地層では、木製のくいを打ち込んだ列や溝など屋敷割り(建物の区画)を示すとみられる遺構が出土。同課は、城下町成立初期の屋敷割りがその後の時代とは異なっていた証しとみて、「城下町成立の変遷を示す重要な資料」としている。

 市教委によると、江戸時代の本町は、松本城に向かって南北に延びる通りに面し、奥行きのある敷地が短冊状に並んでいた。一方、今回の調査では、南北方向のくいの列や浅い溝が出土したほか、東西方向にも浅い溝が見つかっており、正方形に近い四角形「方形」の屋敷割りの一部とみられる部分が確認された。

 本町は、深志城を松本城と改名した小笠原貞慶(1546〜95年)が、1585(天正13)年に整備したとされ、今回調査した地層はそのころとみられる。同課の埋蔵文化財担当は「大規模調査で敷地の境界が確認できた。初期の町割りは方形だったと確定してもいいのではないか」と指摘。その後、小笠原家に代わって松本城に入った石川氏が、近世的な城下町の整備を進めたと考えられるという。

 現地説明会は当日午前10時半と午後1時半からで、無料。駐車場はない。雨天中止。問い合わせは同課(電話0263・85・7064)へ。

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