年間利用者が2年ぶりに160万人台を回復した上高地線=松本市の松本駅

年間利用者が2年ぶりに160万人台を回復した上高地線=松本市の松本駅

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上高地線、15年度166万人利用 観光客など伸び

信濃毎日新聞(2016年5月18日)

 アルピコ交通(松本市)が松本市内で運行する上高地線電車(松本―新島々駅、14・4キロ)の2015年度の利用者は、前年度に比べ4・4%増の166万7430人となった。160万人台は2年ぶりで、165万人を超えたのは1997年度以来。訪日客を含む観光客の伸びで定期外利用が4万人余、定期利用も3万人余増えた。

 内訳は定期利用が前年度比2・8%増の108万7884人、定期外利用が7・5%増の57万9546人。定期外利用の伸びについて、同社鉄道事業部は「昨春の善光寺(長野市)御開帳、昨年3月の北陸新幹線(長野経由)金沢延伸開業の効果に加え、インバウンド(海外誘客)増が寄与した」と分析する。

 定期利用の内訳は通学が2・6%増の86万3034人、通勤が3・6%増の22万4850人。通学の増加は、14年度に導入した4カ月定期など乗客の利便性向上策が浸透してきた効果―とみている。

 上高地線の利用者は65(昭和40)年度の343万人余をピークに自動車の普及で下降線をたどり、06年度に131万人余まで減少。その後は回復傾向が続く。今年は初めて迎える国民の祝日「山の日」(8月11日)に上高地で記念全国大会が開かれることもあり、鉄道事業部は「訪日客を含む定期外利用の伸びが期待できる」としている。

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