富山市岩瀬白山町の諏訪神社の祭礼「岩瀬曳山車(ひきやま)祭」が17日、岩瀬地区で始まった。夜には山車がぶつかり合う豪快な「曳き合い」が神社前で行われ、熱気に包まれた。18日まで。
昼間は「曳き回し」があり、華やかな「たてもん」を飾った山車13基が練った。今年のたてもんは、リオデジャネイロ五輪や熊本地震の被災地復興などをテーマにした判じ絵が描かれた。青空の下、「ヤサー、ヤサー」の掛け声が響き、車輪をきしませた。
祭りの目玉である曳き合いは午後11時ごろにスタート。高さ約5メートル、重さ約5トンの山車10基が2基ずつ向き合い、激しくぶつかった。迫力ある取り組みに、沿道を埋めた見物客から歓声と拍手が起こった。
18日は日中の曳き回しに続き、午後10時ごろから岩瀬小学校近くの忠霊塔前で曳き合いが行われる。