6月3~5日の金沢百万石まつりを前に17日、金沢21世紀美術館東側に提灯(ちょうちん)250個を使った幅22メートル、高さ3メートルのシンボルモニュメントがお目見えした。金沢市役所や金沢商工会議所会館、市内の商店街など約70カ所にも約3700個の提灯が取り付けられ、やわらかな明かりが祭りムードを高めた。
17日夜、点灯式が行われ、実行委員長の細田大造金沢市副市長は「21世紀美術館と調和するモニュメントを、まつりの見どころの一つにしたい」とあいさつした。6月5日まで午後7~同10時に明かりがともる。
例年は金沢市役所前の広場にピラミッド型のシンボルタワーが飾られていた。広場が工事中のため、21美にモニュメントが設けられた。
金沢商工会議所会館には、長さ140センチ、直径60センチの大提灯2個が取り付けられた。館内1階ロビーには4日のメイン行事「百万石行列」に登場する加賀藩祖前田利家や赤母衣衆(あかほろしゅう)の甲(かっ)冑(ちゅう)、太刀などが展示された。
赤母衣衆の甲冑はJR金沢駅構内の観光案内所にも飾られ、駅東広場には利家の陣中をテーマにしたパネルが並んだ。