土蔵を改修した休憩所=長岡市朝日

土蔵を改修した休憩所=長岡市朝日

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もみじ園で一服どうぞ 土蔵改修休憩所を新設 越路地区・朝日

新潟日報(2016年5月19日)

 長岡市朝日の「もみじ園」に、土蔵を改装して造った休憩所がオープンした。簡易キッチンを備え、お茶を振る舞うこともできる。同園にはこれまで自由に休憩できる施設がなく、市越路支所がさらなる集客につなげようと改修した。関係者は「たくさんの人に訪れてほしい」と話している。

 もみじ園は約4千平方メートルの敷地に約200本のモミジが植えられている。敷地には、園を造った大地主・高橋九郎の別荘で国の登録有形文化財の「巴ケ丘山荘」があり、毎年多くの人が訪れる。ただ、観覧は有料で予約が必要。園内にベンチはあるものの、ボランティアガイドの受付所や来園者の休憩場所はなかった。

 これまでは紅葉が本格化する秋に、ガイドを務める「越路もみじの会」の詰め所としてコンテナハウスを設置していたが、景観に合わないといった声も上がっていた。

 このため、園を管理する市越路支所は山荘脇にあった土蔵を改修。土蔵は九郎が建てたとされ、外装はしっくいの壁の上に板が張ってある。山荘の調度品が収納されていた。改修では、2階部分を吹き抜けにして開放感がある空間にしたほか、ガスや水道を整備し、キッチンとカウンターも設置した。広さは約48平方メートル。

 ガイドの受付所や来園者の休憩所として使う予定。もみじの会の広川篤会長(61)は「屋根付きの自由に出入りできる施設がなかったので良かった。巴ケ丘山荘とともに活用していきたい」とした。午前9時~午後4時半(不定休)。問い合わせは市越路支所産業建設課、0258(92)5903。

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