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真田信之の生きざまを学ぶ 松代で21日から計3回講座

信濃毎日新聞(2016年5月20日)

 長野市松代町松代のNPO法人「夢空間松代のまちと心を育てる会」は21日から、松代藩真田家初代藩主信之(1566〜1658年)について知る「松代学講座『真田信之の生きざまに学ぶ』」(全3回)を、地元の松代公民館体育館で開く。放送中のNHK大河ドラマ「真田丸」によって主人公真田信繁(幸村)とともに、兄の信之の注目度も高まっている。誕生450年の節目でもあり、その活躍について学ぶ。

 各回テーマを設け、研究者らが講演。初回は「真田信之とその時代背景」と題し、前市教育センター所長の栗林秀夫さんが話す。信之が生きた江戸初期は幕藩体制確立期に当たり、その時代背景に焦点を当てる。広島藩を治めたものの幕府によって取りつぶしに遭い、信州に移された大名福島正則を例に挙げ、「幕府の巧妙な大名統制策が実施される中、信之が松代藩の基盤をどのように築いたか、その生きざまに学ぶ」としている。

 第2回(6月25日)は「池波小説に描かれた『真田信之』」で、講師は上田市の池波正太郎真田太平記館前館長の土屋郁子さん。第3回(7月23日)の「知られざる名将真田信之の生涯」は、長野市松代町松代の真田宝物館学芸員の降幡浩樹さんが講師を務める。

 各回とも午後1時半〜3時半で、参加費500円。申し込み不要。問い合わせは、夢空間松代のまちと心を育てる会(電話026・278・1277)へ。

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