4月の熊本地震で大きな被害を受けた熊本城(熊本市)の復旧を支援しようと、諏訪市の高島城で被災前後の熊本城の写真などを並べたパネル展が開かれている。復旧支援金の受付口座を紹介し、訪れた人に協力を呼び掛けている。
高島城を管理する諏訪市が所蔵していた熊本城の写真パネルと、会員制交流サイト(SNS)を通じて熊本市が提供している被災前後の写真5枚をA4サイズのパネルにして展示。瓦が落ちたり石垣が崩れたりした天守閣、上部の建物が倒壊した「不開門(あかずのもん)」などの写真が被害の大きさを伝えている。
高島城の管理担当者は「共に豊臣秀吉の家臣が築き、昭和期に再建された城郭施設でゆかりを感じる。熊本城の復旧には時間がかかると見込まれ、息の長い支援を呼び掛けたい」としている。
諏訪市などでつくる実行委員会が22日に高島公園で開く高島城祭でも、熊本城復旧のための義援金を募る。