完成したゲストハウスのオープンスペースに立つ(右から)小沢さんと妻の智子さん

完成したゲストハウスのオープンスペースに立つ(右から)小沢さんと妻の智子さん

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松本城近くにゲストハウス 6月4日開業、市民ら改修協力

信濃毎日新聞(2016年5月24日)

 松本市の元会社員小沢清和さん(34)が6月、松本城に近い同市城西にゲストハウス「tabi―shiro(タビシロ)」を開業する。活用する元旅館の改修には、友人やインターネットを通じた呼び掛けで集まった市民ら約80人も協力。小沢さんは「大勢に愛着を持って立ち寄ってもらえる場所になった」と期待を膨らませている。

 かつて旅館だった築50年ほどの木造2階建ての建物を借り、延べ約230平方メートルの施設として改修。2階にドミトリー(相部屋)を女性用も含めて2部屋、個室を4部屋用意し、1階には宿泊者や地元の人が集えるバー付きのオープンスペースや共同キッチンなどを設けた。旅館業法上の簡易宿所営業の許可を取り、妻の智子さん(32)と共に切り盛りする。

 旅行が好きで「旅人らが気軽に集えるゲストハウスを開きたい」と10年ほど前から考えていた小沢さん。出身の松本市で会社員を続けてきたが、昨年退社し、以前からの夢の実現へかじを切った。

 建物の改修には昨年12月に着手。主には業者に頼んだが、交流サイト「フェイスブック」などで協力を呼び掛けたところ、地元の高校生や信州大生、60代の市民らが次々と集まり、壁塗りやソファ作りを手伝ってくれたという。

 「のんびりと過ごし、自分らしくなれるゲストハウスにしたい」と小沢さん。ドミトリーが1泊3500円、個室が同9500円から。現在は料金を割り引きしてプレオープン中で、6月4日に内覧会を開き、本格オープンする。問い合わせはメール(matsumotoghpj@gmail.com)で小沢さんへ。

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