長野市松代町松代の真田邸(国史跡)で8月に庭園がライトアップされるのを前に、26日夜、関係者向けの鑑賞会があった。庭園の植栽などが赤や青、緑の光で幻想的に彩られ、真田家の家紋「六文銭」も浮かび上がった。
松代地区で1月からNHK大河ドラマ「真田丸」ゆかりの地をPRする催し「体感!!戦国の絆信州松代真田大博覧会2016」を開いている実行委員会が、ライトアップを初めて企画した。観光客に松代での滞在時間を延ばしてもらおうとの狙いだ。
8月11〜16日の午後7時から2時間、5色に切り替わる発光ダイオード(LED)ライト10基を点灯する。雅楽やバイオリン演奏などのほか、近くの真田公園で飲食ブースを出店することなども検討。期間中、通常は午後5時までの真田邸開館時間を同9時まで延長する。
真田邸は江戸末期の御殿建築で、明治以降は真田氏の私邸だった。現在は、大博覧会の会場の一つとして、真田丸で使われた衣装や小道具を展示。江戸時代の大名の暮らしぶりを再現している。茶会や箏(こと)体験の日程も組んでいる。