暖冬などの影響で例年より2週間ほど早く育っているネマガリダケ=31日

暖冬などの影響で例年より2週間ほど早く育っているネマガリダケ=31日

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志賀高原でタケノコ収穫を 6月の土・日曜日に一般開放

信濃毎日新聞(2016年6月1日)

 下高井郡山ノ内町志賀高原の土地を所有している一般財団法人和合会(山ノ内町)は4〜26日の土、日曜日、タケノコや山菜を収穫してもらうため所有地を有料で一般開放する。14年ぶりに一般開放した昨年に続く取り組み。今年は開放日を2倍の8日間に増やし、初夏の味覚のネマガリダケを楽しんでもらう。

 入山時間は午前5時〜午後2時。入山希望者は当日、国道292号沿いの旧上林料金所前などで手拭いを2千円で購入し、首に巻くなどして携帯する。志賀山一帯にある上信越高原国立公園の特別保護地区や、水源地を除く和合会の所有地で1人10キロまで採取できる。

 志賀高原ではネマガリダケ(チシマザサ)の盗掘やごみの不法投棄が続き、和合会は2002年以降、一般の入山を禁じていた。ネマガリダケの植生が回復し、昨年6月に4日間限定で一般開放したところ延べ622人が訪れた。今年はさらに多くの人に収穫してもらおうと日数を増やす。

 今年は暖冬で雪が早く解けたり、春以降に陽気が続いたりした影響で例年より2週間ほど早く育っている。志賀高原は標高差があるので6月いっぱいは収穫できるという。

 入山時は遭難や熊の出没への注意が必要で、和合会は携帯電話を持ち歩くよう呼び掛けている。和合会事務局は「遭難や事故に気を付けて、無理せず楽しんでほしい」としている。問い合わせは同会事務局(電話0269・33・2597)へ。

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