県が東京・日本橋室町で4日に開店させる新しいアンテナショップ「日本橋とやま館」の報道関係者向け内覧会が31日、現地であった。県産の食品や工芸品など約700品目をそろえ、魅力を広く発信する。首都圏で富山の認知度を高め、北陸新幹線が開業した県内への観光客や移住者を増やしたい考えだ。
店づくりは「富山の日常の上質なライフスタイル」の提供にこだわった。ショップでは季節に応じて商品を入れ替えながら水産加工品や飲料、工芸品などを扱う。「富山はま作」が入店する和食レストランは県産の食材や食器を使ったメニューを考案。県内17蔵元の地酒を提供するバーラウンジや観光交流サロンも備えている。
英語でも対応できるコンシェルジュが常駐し、館内の案内や観光情報の紹介などをする。
オープン記念企画として4日から7月31日まで、県内の優れた工芸品を紹介する「富山meets日本橋~ニューヨーク・ミラノ展示会より~」を行う。
店舗は日本橋三越本店新館の向かい側にある日本橋大栄ビルの1階473平方メートルに整備した。
最寄りの東京メトロ銀座線、半蔵門線の三越前駅から徒歩1分。