諏訪郡富士見町の入笠山(1955メートル)の麓にある入笠すずらん山野草公園で、ドイツスズランが満開となり、見頃を迎えている。八ケ岳連峰を望む斜面一帯で、小さな白い花を咲かせている。今月中旬まで楽しめそう。
管理する富士見パノラマリゾート(富士見町)によると、約20万本ある。今年は雪が少なく春も暖かかった影響で、昨年より1週間ほど早い5月24日ごろに咲き始めた。公園の標高は約1780メートルで、冬はスキー場のゲレンデとなる場所に植えられている。
愛知県長久手市の川本千春さん(46)は「しゃがんで見ると本当にきれい。良い香りに癒やされた」。姉のりつ子さん(49)は「八ケ岳もくっきり見えて風が心地よい」と話した。
入園無料。公園に行くためのゴンドラは往復で小学生800円、中学生以上1650円。30日まで、すずらん祭りを開催中。ゴンドラ券購入者に山野草の苗を贈っている。