大池高原で青い花を咲かせたメコノプシス=7日午前10時32分、大鹿村

大池高原で青い花を咲かせたメコノプシス=7日午前10時32分、大鹿村

長野県 伊那路 花・紅葉

揺れる幻の青い花 大鹿でメコノプシス見頃

信濃毎日新聞(2016年6月8日)

 「ヒマラヤの青いケシ」と呼ばれるメコノプシスが、下伊那郡大鹿村の大池高原にある中村農園で見頃を迎えている。7日、大きいもので直径10センチ以上の鮮やかな水色の花が風に揺れ、県内外から訪れた人たちは「すごい」と感嘆の声を上げていた。

 ヒマラヤ山脈などに生息する高山植物。標高約1500メートルに位置する約20アールの園内に約5千株が育ち、このうち半分ほどが開花している。今年は例年より10日ほど早い生育状況という。

 来園者は周囲の林から聞こえる小鳥のさえずりと共に幻想的な光景を楽しんでいる。初めて訪れた名古屋市の土橋悦子さん(71)は「何年も直接見たいと憧れていた幻の花。こんな近い所できれいな姿を見られて感激」と喜んでいた。

 開園時間は午前8時〜午後5時で、高校生以上500円。

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