東山スケートパークでスケートボードを楽しむ愛好者=長岡市栖吉町

東山スケートパークでスケートボードを楽しむ愛好者=長岡市栖吉町

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スケボー思う存分 市営スキー場駐車場内 愛好家が施設開設

新潟日報(2016年6月8日)

 スケートボードが楽しめる「東山スケートパーク」が長岡市栖吉町の市営スキー場駐車場内にオープンした。中越地域の愛好者らが市から使用許可を得て、自分たちで運営している。パークでの活動を通じて愛好者の輪を広げ、市の協力を求めながら施設の充実を進めていく考えだ。

 スケボーは練習場所が少なく、公園や駐車場などで滑って近隣住民とトラブルになるケースも目立つという。長岡市には専用施設がないことから、愛好者が5年ほど前に集まり「長岡スケートボード推進委員会」を立ち上げて、市に専用施設設置を要望してきた。

 昨年11月に市から市営スキー場駐車場の一部の使用許可を得て、今春パークを開設した。利用は無料で、滑り降りるスロープなど、セクションと呼ばれる構造物を10台ほど設置。いずれも委員会メンバーが手弁当で製作した。ほかのイベントなどで駐車場を使う場合は簡単に撤去できる。

 スケボーは、ソチ五輪スノーボードハーフパイプで銀メダルを獲得した平野歩夢選手=村上市出身=が夏場のトレーニングに使っていたことから、県内でも人気が高まっているという。

 委員会は子どもの利用も呼び掛けるなど、パークのPRや裾野の拡大に力を入れる。委員会によると、これまで月に延べ200人ほどが利用している。今後は活動をさらに活性化させ、新たなパーク設置を市に求める考えだ。

 委員会代表の江口悠太さん(35)は「スケートボードは年齢に関係なく盛り上がれるのが魅力だ。イベントなどに参加したり子どもに教えたりして魅力を伝え、愛好者を増やしたい」と意気込んでいる。

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