9日の石川県内は気圧の谷の影響で曇が広がり、一部で雨が降った。最高気温は金沢23・6度、輪島21・5度など、前日より3~7度低くなり、県内の全観測地点11カ所で平年を下回った。
9日午後10時までの24時間降水量は医王山19・0ミリ、かほく17・0ミリ、金沢16・5ミリとなり、金沢では10日ぶりに降水量を観測した。舳倉島は50・5ミリで6月として観測史上最大だった。
金沢市のひがし茶屋街では雨が石畳を打ち、涼感を漂わせた。観光客は傘を差して町家が軒を連ねる通りを散策し、しっとりとした風情を満喫した。