えちぜん鉄道や福井鉄道など、福井市内を走る身近な鉄道車両の模型を用いたジオラマ展が10日、同市のベルで始まった。会場を訪れた人たちは「すごくよくできている」と精巧な作りに目を奪われていた。12日まで。
ベルの文化施設「ベルカルチャーサロン」のジオラマ制作教室の受講生と、講師の模型作家酒井正人さん(53)の作品約20点を並べた。
模型は市販されている鉄道や建物、車、人のほか、スポンジとつまようじで自作した木々もある。最長で約3年という制作期間をかけ、思い思いの街並みを立体化している。
鉄道が走り抜ける脇でお祭りが催されている様子を作品にした大西則子さん(62)=福井市=は「情景を思い浮かべながら作るのが楽しい」と話していた。
会場では、福鉄の車両のヘッドライトなど実物パーツも展示している。11、12日は有料のジオラマ作り体験教室も行う。参加費は材料代込みで2500円。