高橋まゆみ人形館を訪れたジンバブエの行政官ら

高橋まゆみ人形館を訪れたジンバブエの行政官ら

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観光振興、飯山に学ぶ ジンバブエ行政官が来訪

信濃毎日新聞(2016年6月11日)

 アフリカ南部のジンバブエ政府で観光分野を担当する行政官6人が10日、飯山市を訪れた。国際協力機構(JICA)の研修の一環で、12日まで滞在し、地域資源の活用や住民主体の観光振興を学び、自国での観光行政に役立てるという。

 この日は、JR飯山駅の観光交流センターや道の駅「花の駅千曲川」、高橋まゆみ人形館などを視察。市役所に足立正則市長を訪ね、ジンバブエの観光について説明した。

 タカウイラ・ムロンベジさん(54)は「(ジンバブエは)観光業が経済の発展の大きな役割を担っているが、集落の人にとって所得向上などまだ恩恵は少ない。地域住民の取り組みを日本で学びたい」と話した。市の観光振興策を尋ねられた足立市長は、一般社団法人・信州いいやま観光局(飯山市)との連携や市が観光施設を整備している点などを挙げた。

 ムロンベジさんは「飯山の豊かな自然に感動した。住民も積極的に観光振興に関わっていることが分かった」と話した。

 JICAは今回の事業を北海道大学観光学高等研究センターに委託。同センターの木村宏特任教授が、信州いいやま観光局に勤務した経験があり、研修場所の一つに飯山市を選んだ。11日は、藤沢集落で田植えや地元食材を使った夕食づくりをする。

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