善光寺びんずる市の会場で木やりを披露する「街角アート&ミュージック」の出演者

善光寺びんずる市の会場で木やりを披露する「街角アート&ミュージック」の出演者

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びんずる市に音楽・伝統芸 長野市が初の街角イベント

信濃毎日新聞(2016年6月12日)

 長野市は11日、市民グループが音楽や伝統芸能などを披露する「街角アート&ミュージック」を初めて同市の善光寺で開いた。市民文化の発展と街の活性化を狙い、月1回手作り品を売る「善光寺びんずる市」(地元商店主らでつくる実行委員会主催)に合わせ、会場の六地蔵前にステージを設置。好天に恵まれ、大勢の観光客でにぎわった。今後も市内の催しと連携して開く予定で、出演者は随時募る。

 7組が出演し、同市芹田地区の住民13人による「芹田木遣(きや)り会」は、「びんずる市で盛り上がるヨナ」「音楽芸能にぎやかにヨナ」など、この日のため作詞した木やりを堂々と歌い上げた。アルプホルンの演奏や獅子舞の披露もあり、観光客が次々と足を止めた。

 びんずる市は県内外の160組余りがブースを設け、木製の小物や手のひらサイズの植木鉢など、個性豊かな作品を並べた。ステージと両方を楽しむ人も多く、埼玉県川口市のパート加藤律子さん(72)は「楽しくて境内を3周しちゃいました」と笑顔。芹田木遣り会会長の小池二千郎(ふじろう)さん(76)は「こうした発表の場が増えていくことはうれしい」と話していた。

 街角アート&ミュージックは今後、7月16、17日に松代地区でNHK大河ドラマ「真田丸」ゆかりの地をPRする催しや、9月3日に大門町の複合商業施設「ぱてぃお大門蔵楽庭(くらにわ)」のイベントに合わせた開催などを予定している。

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