福井県内3市町で行われる「ふくい落語道中」のチラシ

福井県内3市町で行われる「ふくい落語道中」のチラシ

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宿場町、港町で粋に落語触れて 熊川宿や三國湊座、19日と7月

福井新聞(2016年6月15日)

 宿場町や港町で栄えた福井県若狭、南越前、坂井の3市町を、アマチュア落語家らが巡演する「ふくい落語道中」が19日と7月9日に開かれる。それぞれの地域の名所にちなんだ創作落語などを披露。主催者は「町の風情を感じながら落語を楽しんでほしい」と来場を呼び掛けている。

 おおい町内の愛好家でつくる「名田庄落語を楽しむ会」と、県内のアマチュアグループ「月の会」が初めて開く。

 楽しむ会の中野英二会長(59)が、町内の落語会に出演した月の会のメンバーに提案。中野さんは2年ほど前から地域おこしにと、県内を旅するような落語会の開催を企画していた。

 会場は若狭町熊川の熊川宿(旧逸見勘兵衛家住宅)と南越前町今庄の今庄宿(旧旅籠・若狭屋)、坂井市三国町北本町4丁目の三國湊座。いずれの地域でも、まちづくりに関わる住民団体などの協力を得て落語会が実現した。

 月の会の瓢家萬月(ひさごやまんげつ)さんや葵亭真月(あおいていしんげつ)さんら計4人が出演。鯖街道や木ノ芽峠、吉崎参りをテーマにした創作落語や、古典落語を演じる。三國湊座では、小浜市とおおい町名田庄地区の住民グループ「レオ・ブルーグラスバンド」の演奏会もある。

 中野会長は「これを機会に、福井らしい落語ができて、盛り上がってくれれば」と期待を寄せている。

 熊川宿は19日午後1時から。今庄宿は7月9日午後1時、三國湊座は同日同6時半から。入場料は熊川宿、今庄宿は500円。三國湊座は飲料代込みで千円。

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