売れ行きが好調な「まつかわシードル2015」を手にする北沢さん(右)

売れ行きが好調な「まつかわシードル2015」を手にする北沢さん(右)

長野県 伊那路 祭り・催し

「まつかわシードル」2年目も好調 町内で18日PR催し

信濃毎日新聞(2016年6月17日)

 発売2年目を迎えた松川町のオリジナルシードル「まつかわシードル2015Marry.(マリー)」の売れ行きが好調だ。町のリンゴ農家でつくる「南信州松川りんごワイン振興会」が、地元の醸造販売会社「信州まし野ワイン」に委託生産するシードル。4日の販売解禁から10日余で今季販売予定(1400本)の半数が予約・販売された。さらに知名度を上げようと18日、町内でイベントを開く。

 町産のリンゴ5種類と洋ナシを原材料に、甘味や酸味、渋味がある味わいという。同振興会代表の北沢公彦さん(51)=松川町大島=は「いろいろと飲み比べてたどり着いた最高のブレンド」と太鼓判。アルコール度数は7%で焼き肉のほか、すしや刺し身にも合う。同振興会の竹村暢子さん(44)=同=は「お酒をたくさん飲めない人でも楽しめる。特に女性に飲んでもらいたい」と言う。

 元々町内の農家は独自に信州まし野ワインに委託してリンゴのワインを製造していた。より質を高めようと一昨年に同振興会を発足してシードルの共同開発に着手。結婚を意味する「マリッジ」と「松川町のリンゴ」をかけて「マリー」と名付けた。

 1本750ミリリットルで1500円(税別)。同町の酒店や同振興会に加盟する農家などで購入できる。昨季は700本限定販売だったが秋口までに完売したため、今季は2倍に増やした。

 イベント「南信州シードルフェス」は18日午後2時半から、まつかわ・すたいるプラザ「ぷらっと」で開く。3時から同振興会が4月に「国際シードルメッセ」への出品のために訪れたドイツ・フランクフルトでの視察を報告する。4時〜7時までシードル・ワインのブース巡りがある。入り口で千円分(1枚200円が5枚)のチケットを購入する。出入り自由。問い合わせは北沢さん電話090・8773・6044へ。

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