下伊那郡喬木村の「縄文の丘フルーツパーク」の農園で、毎年恒例の「ラベンダー祭り」が開かれている。飯田市街地や天竜川を見下ろす高台の斜面に広がる約20アールの敷地に、鮮やかな紫色のラベンダーが咲き誇り、爽やかな香りで来園者を楽しませている。
農園は地元農家らでつくる「ラベンダーの会」が管理。遊休農地を活用しようと約20年前に整備を始めた。17日には、香りに誘われたミツバチやチョウが花の間を飛び回り、来園者は雄大な景色とのどかな雰囲気を満喫していた。愛知県小牧市から家族4人で初めて訪れた伊藤富男さん(60)は「風も景色も香りも全て気持ちいい」と話していた。
祭りは26日までの午前10時〜午後4時。期間中は、同会が作った枕やクッションなどラベンダーグッズの購入や花の摘み取りができる。入園料は100円、摘み取りは100グラム200円。問い合わせはたかぎ農村交流研修センター(電話0265・33・3999)へ。