第６８回諏訪湖祭湖上花火大会（８月１５日）の実行委員会は１７日、有料観覧席「升席」「ブロック指定席」の抽選会を諏訪市役所で開いた。申し込みがあったはがきから当選者を決め、例年人気を集める計５３区画の「特別升席」（１区画１２万３千円）には１７８６通の応募があり、競争倍率は３３・７倍に達した。

　升席は諏訪湖畔公園最前列の特別升席とその後方などの「一般升席」（同１０万２千円）があり、いずれも１区画約１０平方メートル。特別升席のうち、諏訪市外からの応募者に割り当てる２７区画分の倍率は、最も高い４６・９倍となった。

　市によると、はがきによる応募は升席、ブロック指定席合わせて７７１８通（昨年は７６２６通）。２４００席分のブロック指定席（４１００円）はコンピューターで抽選した。

　実行委会長の金子ゆかり市長は「今年は御柱祭をイメージした花火も用意している。皆さんの期待に沿える素晴らしい花火を打ち上げたい」と述べた。

　抽選結果は返信はがきで通知し、当選者には８月上旬にチケットを送る。前売りの有料自由席（大人３千円、子ども１５００円）は、７月２９日午前８時半から市文化センターで約３千席分を販売。ローソンチケット委託分（大人３５００円、子ども２千円）は、８月１日から約６９００席分を販売する。