「美酒めぐり」で提供される晩酌セット。店ごとに工夫を凝らしている=長岡市東坂之上町1の「きよ志」

「美酒めぐり」で提供される晩酌セット。店ごとに工夫を凝らしている=長岡市東坂之上町1の「きよ志」

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ちびちびよし!ぐびぐびよし! 「美酒めぐり」新企画好評

新潟日報(2016年6月21日)

 長岡市の地酒をアピールするイベント「NAGAOKA 美酒めぐり」が市中心部の飲食店で開かれている。6回目の今回は、これまでのチケット制から、各店が料理と地酒を組み合わせた「晩酌セット」を提供する方式に衣替え。出張客らが事前にチケットを購入しなくても気軽に利用できるようにした。期間も約1年に拡大。利用者からは「いろいろな銘柄を楽しむきっかけになる」と好評だ。

 市内には県内最多の17蔵元がある。美酒めぐりは市などでつくる「越後長岡」観光振興委員会が主催し、2013年に始まった。

 これまでは「おちょこ1杯券」「おつまみ券」のチケットを事前に購入する方式で、期間は1~3カ月程度だった。

 しかし出張などで市外から訪れた人には利用しにくいとの声があり、制度を変更した。5店以上訪れるとオリジナルのおちょこがもらえるスタンプラリーも始めた。

 4月下旬に始まった今回は、最多の34店が参加した。「晩酌セット」は牛すじ煮やお好み焼き、そばなど、店ごとに自慢の料理と地酒を組み合わせて提供している。チャージなしで500~2700円で楽しめる。

 東坂之上町1の料理店「きよ志」は、栃尾の油揚げや刺し身などと3種類の地酒をセットにし、1600円で提供する。店主の滝口孝さん(66)は「ホテルの宿泊客の利用が増えた。長岡の地酒を少しでも知ってもらえれば」と話す。

 同店を訪れた都内の会社員男性(48)は出張で訪れる度に利用し、すでに20店を回ったという。「長岡の地酒を強く意識して飲むようになった。初めて行く店が多くて面白い」と喜んだ。

 3月末まで。問い合わせは長岡観光コンベンション協会、0258(32)1187。

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