南京玉すだれのルーツとされる編竹踊りの動きを確認する大瀬さん=こきりこ館

南京玉すだれのルーツとされる編竹踊りの動きを確認する大瀬さん=こきりこ館

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玉すだれ全国フェス復活 25日に五箇山で開催

北日本新聞(2016年6月22日)

 全国の南京玉すだれ愛好家が妙技を披露する「玉すだれフェスティバルin五箇山」が25日、南砺市上梨(平)のこきりこ館で開かれる。全国規模の玉すだれ行事が平地域で開かれるのは2011年以来5年ぶり。地元関係者は愛好家の交流の輪をさらに広げようと準備を進めている。

 南京玉すだれは五箇山に伝わる「編竹踊り」がルーツとされ、平地域では2005年から2年に1度「日本南京玉すだれ選手権」が開催されるようになった。それぞれに特色のある各地域の玉すだれに優劣をつけることには限界があり、11年を最後に開かれていなかった。

 愛好家が交流する場をなくすまいと、編竹踊り伝承者の大瀬雅和さん(66)=南砺市上梨(平)=が各地の愛好団体と実行委員会をつくり、順位を競わない催しとして復活させることにした。

 当日は県内の2チームを含む13チームが演技を発表。越中五箇山こきりこ唄保存会と大瀬さんの特別演技もある。

 実行委員長を務める大瀬さんは21日、こきりこ館で編竹踊りを練習。「伝統芸能の魅力を多くの仲間と一緒に確認したい」と話していた。

 フェスティバルは25日午後0時半に開演する。北日本新聞社後援。平、上平地域の住民は入場無料で一般の入場料は2000円。問い合わせは実行委、電話0763(66)2847。

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