雨上がりに彩りを増した「紅ヤマアジサイ」。花びらのように見えるがくが白からピンク、紅色へと変わっていく=23日、飯田市

雨上がりに彩りを増した「紅ヤマアジサイ」。花びらのように見えるがくが白からピンク、紅色へと変わっていく=23日、飯田市

長野県 伊那路 花・紅葉

色合い変化、ヤマアジサイ 飯田のテーマパークで見頃

信濃毎日新聞(2016年6月24日)

 飯田市箱川のテーマパーク「伊那谷道中かぶちゃん村」でヤマアジサイが色づき、見頃を迎えている。「紅(くれない)ヤマアジサイ」と呼ばれ、親しまれている。花びらに見えるがくが日を追うごとに白からピンク、紅色へと染まっていくのが特徴だ。

 もともとは飯田市上久堅と同市上村を結ぶ旧秋葉街道の小川路峠に自生していたとされる株を植えたのが始まり。徐々に数を増やし、今では約3千株が群生している。華やかな手まりのようになる園芸種のアジサイに比べるとやや小ぶりだが、清らかな雰囲気を漂わせている。

 昨夜から降り続いた雨が上がった23日、高校時代の同級生と2人で訪れた愛知県岡崎市の主婦、堀田弥生さん(72)は「色が鮮やかで、とてもかわいらしい。ちょうど見頃の時季に来られてよかった」と話していた。

 紅ヤマアジサイが色を変えていく様子は7月中旬まで楽しめる。

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