史跡を訪ね歩いて歴史を学ぶイベント「みんなで学ぼう!ワクワク歴史探検隊!」が26日、長野市松代地区を中心に開かれた。信濃毎日新聞社が主催し、県内の小学4〜6年生15人と保護者が参加。普段は入れない海津城(松代城)跡の櫓門(やぐらもん)内部を見学したり、市指定有形文化財「旧松代藩鐘楼(しょうろう)」に上がったりした。
NHK大河ドラマ「真田丸」ゆかりの地の松代地区を舞台に、歴史の面白さを感じ、日本の成り立ちを考える目的。KADOKAWA(東京)の歴史学習漫画を監修した東京大の山本博文教授(59)を講師に、史跡を見ながら戦国時代から明治維新までの歴史上の出来事などを学んだ。
川中島の戦いに際して戦国武将の武田信玄が築城した海津城、合戦場となった八幡原史跡公園、江戸時代に松代藩真田10万石の城下町だった松代地区を歴史の流れに沿って散策。子どもたちは「誰が何のために城を建てたの」などと質問しながらメモを取っていた。