大勢の観光客らでにぎわう真田宝物館の特別企画展「戦国の絆」

大勢の観光客らでにぎわう真田宝物館の特別企画展「戦国の絆」

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関ケ原合戦時の書状展示へ 長野の真田宝物館、内容一新

信濃毎日新聞(2016年6月28日)

 NHK大河ドラマ「真田丸」の放送に合わせ、真田家ゆかりの長野市松代地区の真田宝物館で開いている特別企画展「戦国の絆」は29日、展示内容を一新し、第2期「真田天下分け目をゆく―小田原攻めから関ケ原の戦い」が始まる。北条氏が滅んだ小田原合戦(1590年)や、真田家が敵味方に分かれ、今後のドラマでも描かれる関ケ原の戦い(1600年)にまつわる史料など計約90点を入れ替えで展示する。

 徳川家康と石田三成が雌雄を決する関ケ原の戦いに際し、ドラマに登場する豊臣家臣の大谷吉継が娘婿の真田信繁(幸村)らに宛てた書状や、信繁の兄信之(松代藩真田家初代藩主)宛ての家康書状が登場。地元の大英寺が所蔵する信之の正室小松姫の人物画も見ることができる。三成の書状は8点を並べる。

 1月17日に始まった企画展は、12月12日までの会期を四つに分け、その都度展示替えをする。4月6日からの第1期「真田乱世を生き抜く―戦国武将たちの狭間(はざま)で」は27日に終了。企画展開幕からの入館者数(26日現在)は10万1855人だった。

 27日も多くの人でにぎわった。「ドラマを見て来る人が多く、役者と照らし合わせて親しみを持って展示を見てもらっている」と同館学芸員の米沢愛さん(35)。富山県氷見市の嶋崎久光さん(75)は「本物の史料がたくさん残され、じっくり見るのにもっと時間がほしかった」と話した。

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