小矢部市は「とやまの名水」に選定されている地元の「鳩清水(はとしみず)」を使ったペットボトル飲料のラベルに、メルギューくんとメルモモちゃんのデザインを追加した。桜井森夫市長が28日に市役所で開いた定例会見で報告した。
埴生護国八幡宮(同市埴生)の鳩清水は倶利伽羅山中の鳩清水の滝を水源とし、市ゆかりの木曽義仲が倶利伽羅峠に向け進軍中に鳩の導きで発見した霊水と伝えられる。
市は、市や「木曽義仲・巴御前(ともえごぜん)」の魅力をPRするため、2014年にペットボトル飲料のおやべの霊水「鳩清水」を製作、市内外のイベントで配ってきた。今回、在庫が少なくなったことから新たに製作するのに合わせ、以前から要望のあった2体のデザインを追加するなどラベルを見直した。
ラベルは2体と「巴御前と葵(あおい)御前」をデザインした2種類を追加し、従来の2種類と合わせ4種類とした。1万2千本作った。
義仲が倶利伽羅合戦で使った奇襲戦法で活躍した火牛(かぎゅう)が先祖という2体が7月7~10日の「ジャパンエキスポ・パリ」に参加することについて、市長は「義仲についても情報発信し、大河ドラマ実現に結び付けたい」と話した。