金沢から新潟県境までの17トンネルで携帯電話の通話が可能になる

金沢から新潟県境までの17トンネルで携帯電話の通話が可能になる

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携帯通話可へ 北陸新幹線金沢-新潟間県境トンネル

北日本新聞(2016年6月29日)

 北陸新幹線のトンネル内で携帯電話などの電波がつながりにくくなる「不感区間」のうち、金沢から新潟県境までの17トンネルで解消工事が行われ、本年度内には通話できる見込みとなった。総務省が28日、北陸総合通信局管内の事業に対して補助金の交付を決めた。同省は東京五輪・パラリンピックが開催される2020年度までに全線での工事完了を目指し、順次対策を進めていく方針。

 工事は、(1)金沢-新高岡の8トンネル(2)富山-黒部宇奈月温泉の7トンネル(3)黒部宇奈月温泉-新潟県境の2トンネルの合わせて27キロ余りの区間が対象。総務省は本年度の電波遮蔽(しゃへい)対策事業として、携帯電話事業者などで構成する公益社団法人「移動通信基盤整備協会」(東京都)から申請のあったこの3事業(総事業費30億2700万円)に対し、補助金として10億900万円を交付する。

 これまで同省には沿線自治体やJRから早期の対策を望む声が寄せられていた。

 JR東日本管内では群馬県内の北陸新幹線高崎-安中榛名のトンネルで28日から携帯電話での通話が可能になり、同社は安中榛名-上越妙高(新潟)までの全区間について20年度までに順次工事を進めていくとしている。

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