沈む夕日を見守る登山客=30日午後7時、白山室堂ビジターセンター周辺(三上聡一撮影)

沈む夕日を見守る登山客=30日午後7時、白山室堂ビジターセンター周辺(三上聡一撮影)

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夕日に染まり御来光を期待 白山きょう夏山開き

北國新聞(2016年7月1日)

 白山の夏山開きを翌日に控えた30日、白山室堂ビジターセンター(標高2450メートル)周辺は視界を白く覆った雲が次第に消え、晴れ間がのぞく穏やかな天候となった。午後7時すぎには、沈む夕日が山肌を赤く染め、日没の瞬間を見守る登山客から拍手が起こった。

 同センターには約160人が宿泊し、持ち寄った食材で鍋を囲み、白山開山1300年記念カップで祝杯をあげる姿が見られた。最高峰の御前峰(ごぜんがみね)(同2702メートル)では、登山客が眼下に広がる岩場や輝く新緑を見渡し、絶景を満喫した。

 登山仲間5人で登った小松市東山町の農業寺田喜代嗣さん(62)は「夏山開きの御来光は格別だ。晴天に期待したい」と話した。

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