2年前に開かれた「関屋浜海の花火大会」。夜空に開く光の大輪が海辺を彩る=2014年7月

2年前に開かれた「関屋浜海の花火大会」。夜空に開く光の大輪が海辺を彩る=2014年7月

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16日、関屋浜花火大会 2年ぶり大輪復活へ 継続に向け協賛募る

新潟日報(2016年7月1日)

 新潟市中央区の関屋浜海水浴場で16日、「関屋浜海の花火大会」が2年ぶりに開かれる。昨年は準備不足から休止したが、観賞を望む声に後押しされ、復活。これまで最大の約300発を打ち上げる。主催する実行委員会は来年以降の継続開催を視野に、企業や市民に協力を呼び掛ける。

 花火大会は、2001年から関屋浜海水浴場組合が開いてきたが、来場者の増加に伴う警備費用が確保できず13年に中止した。14年は地元住民を加えた実行委員会をつくり、協賛金を募って再開。1万人が来場し、約250発の打ち上げを楽しんだ。だが、15年には協賛金を十分集められないまま準備が進まず、再び開催を断念した。

 休止を知った住民や海水浴客からは昨夏、「楽しみにしていたのに残念」「来年は開催してほしい」との声が多く寄せられたという。実行委は期待に応え、関屋浜を盛り上げようと、今夏の復活を決めた。

 警備対策など運営費を確保するため、企業や市民から広く協賛を募る。1口5千円で結婚や出産、誕生祝いなど自由なメッセージをアナウンスできるメモリアル花火をはじめ、パンフレットに企業名などが掲載される広告も用意した。大会当日は会場で募金も呼び掛ける。

 来年以降も毎年開いていくため、協力者の輪を広げていきたい考えだ。

 副実行委員長で、関屋浜海水浴場組合長の栗林勇さん(68)は「昨年休止した分、打ち上げ数を増やしたため、見応えのある大会になると思う。無事に終わるように準備をしっかりしたい」と話している。

 打ち上げは午後7時半から。雨天の場合は18日に延期する。問い合わせは栗林さんが経営する静浜亭、025(231)3105。

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