ブルーベリー狩りが最盛期を迎えている観光農園=4日、松川町

ブルーベリー狩りが最盛期を迎えている観光農園=4日、松川町

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夏の恵み、ブルーベリー食べ頃 松川町の観光農園

信濃毎日新聞(2016年7月5日)

 松川町のブルーベリー狩りが最盛期を迎えている。信州松川くだもの観光協会(松川町)などによると、町内には6カ所の観光農園があり、春先の日照時間が例年より長かったり平均気温が高かったりで1週間ほど早い出来。8月上旬並みの暑さとなった4日、同町大島の「ゆざわ農園」では食べ頃となった紫色の実を摘み、一服する人の姿があった。

 同園では2千平方メートルほどで栽培。園主の湯沢秀樹さん(38)によると、一本当たり1・2キロの実で仕込む自家製ワインも人気だ。例年だとシーズン中に延べ千人近くが訪れるといい、湯沢さんは「リンゴの枝を細かく刻んでブルーベリーの木の周辺に敷き詰め、重厚で甘酸っぱい味を作るなど改良を重ねている」と胸を張る。

 この日、摘み取ったブルーベリーの味を堪能した町地域おこし協力隊員の吉川みゆきさん(38)は「思っていたよりも粒が大きく、味も濃く甘酸っぱい」と喜んでいた。

 長野地方気象台によると、4日は上空に暖かく湿った空気が停滞した影響などで、飯田の最高気温は33・1度と今季2番目に高かった。

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