福井県敦賀市の気比の松原海水浴場で10日、海開き式が行われた。出席者が海に花を投げ入れるなどし、シーズン中の安全やにぎわいを祈願した。
式には同市の渕上隆信市長や、敦賀観光協会の増田一司会長ら約40人が参列。増田会長は「海と花火は敦賀を代表する観光資源。家族が思い出を作れる場所として広く周知していきたい」とあいさつした。
神事の後、参加者は花束や白菊を手に波打ち際に整列。息を合わせて海へ投げ込み、海難事故ゼロと来場者の増加を祈願した。
松乃栄保育園の園児は鼓隊演奏を披露。おそろいの白いユニホームを着た22人が、ディズニーの白雪姫のテーマソングを元気良く演奏し、式典に花を添えていた。
敦賀を代表する同海水浴場には昨シーズン、市の海水浴客の半数以上を占める約10万7千人が来場。この日は晴天に恵まれ、浮輪を手にした家族連れなどで朝からにぎわいをみせた。今シーズンは、約10万人の来場者を見込んでいる。