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海外誘客、試験ツアー 3市連携事業、今秋「松本市版」

信濃毎日新聞(2016年7月13日)

 松本市が交流都市協定を結ぶ札幌、鹿児島両市と連携して海外誘客(インバウンド)を目指す事業「超広域観光ビジット3」で、松本市は、札幌か鹿児島から入国して松本に訪れ、東京から出国する広域観光ルート案を作った。今秋に、国内の旅行事業者を対象にした「シミュレーションツアー」を試験的に行う。同事業は、3市がそれぞれルートを提案したツアーを商品化する計画で、今回は「松本市版」。旅行事業者の意見を踏まえて訪問地や料金を決め、来年度の商品化を目指す。

 ルート案では、国際空港のある札幌か鹿児島に入国した旅行者が、県営松本空港(松本市)発着のフジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)便で松本市を訪れる。世界の観光地を格付けしたフランスの旅行案内書の日本編「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で最高評価の三つ星を獲得した観光地がある松本市(松本城)や岐阜県高山市(飛騨高山)、同県白川村(白川郷)、金沢市(兼六園)などを巡り、帰路は新幹線で東京に行き、出国する。

 松本市を中継拠点とした5〜6日の行程で、タイ、香港、台湾からの誘客を想定。札幌、鹿児島の自然や食の魅力に加え、松本や金沢など各地の歴史や文化を楽しんでもらう内容。3市はこれまでにタイ、香港、台湾とフランスの旅行会社関係者を招いた視察や、3市の見どころを紹介するテレビ番組の海外での放映などをした。今秋の試みで、ツアー商品の具体化を加速させる考えだ。

 都内で7日、3市の担当職員らの合同会議があり、札幌、鹿児島両市もそれぞれ「札幌市版」「鹿児島市版」の広域観光ルート案を検討する方針を確認した。松本市観光温泉課の前沢弘一課長は「3市の連携を強化し、地方から新しいインバウンド事業を発信していきたい」としている。

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