被災地ににぎわいをもたらそうと「白馬森のわさび農園」をオープンした田中さん

被災地ににぎわいをもたらそうと「白馬森のわさび農園」をオープンした田中さん

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白馬にワサビ観光農園 地震で被災、3年越し

信濃毎日新聞(2016年7月16日)

 木立の中の遊歩道を歩いてワサビ畑を観賞できる観光農園「白馬森のわさび農園」が15日、白馬村神城にオープンした。園長を務めるのは、近くに住む会社役員の田中末春さん(65)。2014年11月に県北部で発生した地震の影響で計画に1年余り遅れが出たが、3年越しで開園にこぎ着けた。地域がにぎわう拠点にしたい、と意気込んでいる。

 広さ約5ヘクタールの園内に露地栽培の「陸(おか)ワサビ」約4万株が植わり、「西洋ワサビ」約千株もある。畑の間にはウッドチップを敷いた遊歩道(1周約1・1キロ)が延びる。出入り口近くの拠点施設では、園内で収穫したワサビの根茎と葉のほか、ワサビ味のソフトクリームを販売している。

 田中さんによると、きれいな水があちこちで湧く同園一帯はワサビ栽培に適しているという。田中さんは15年5月の開園を目指して3年前から準備を進めてきた。だが、14年11月の地震で同園へ向かう途中の橋に被害が出て通行が制限された。今年6月まで復旧を待ち、ようやく開園の日を迎えた。

 「開園を諦めようと思った時期もあった」と明かす田中さん。しかし、自宅が倒壊しても同じ場所に再建する友人らの姿を見て、考えを改めたという。今は「ここから被災地の元気を発信したい」と決意している。

 入場無料。午前9時半〜午後4時半。11月末まで営業し、12〜3月は休み。問い合わせは同農園(電話0261・75・3355)へ。

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