自らの農園でブルーベリーの生育を確かめる清水さん

自らの農園でブルーベリーの生育を確かめる清水さん

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ブルーベリーで人集まる川路に 飯田の清水さん、観光農園開設

信濃毎日新聞(2016年7月21日)

 飯田市川路のブルーベリー農家清水実さん(66)が今月中旬から、自営の畑を観光農園にして誘客に取り組み始めた。地元にある国の名勝、天竜峡付近では三遠南信道「天龍峡大橋」の建設や公共温泉施設の建て替えが進み、地域づくりの機運が高まりつつある。遊休農地の利用や住民への栽培指導も交え、「川路に人が集まる仕組みをつくっていきたい」と意気込む。

 清水さんは、地区内の2カ所計約1500平方メートルで約30種類のブルーベリーを栽培している。例年、6月上旬から8月末までに約100キロを収穫し、直売所や農協に出荷。遊休農地も借りるなどして、栽培面積はここ15年で約5倍に広がってきた。ただ、加齢もあって夫婦の手には余るようにもなり、観光農園を思い立ったという。

 市内の製造企業でモーターの試作開発を手掛けていた元エンジニア。「パソコンに向かってばかりで、畑で汗を流したかった」と、在職中の50歳の頃から独学で栽培を始め、退職後には、日本ブルーベリー協会(東京)認定の「栽培士」の資格を取得した。

 趣味で栽培を楽しむ地元住民らに剪定(せんてい)や接ぎ木を指導しつつ、昨年10月には栽培技術の研究や地域振興を目指すNPO法人「飯田ブルーベリー振興会」も設立。天龍峡観光にブルーベリー狩りも組み合わせて、「地域の活性化につなげたい」と言う。

 観光農園には休憩所がなく、近くのカフェ「五反田」にも協力を依頼。摘み取りを終えてひと息つけるよう、入場料450円(中学生以上)と引き換えで、この店のコーヒー券を配ることにしている。

 開園は8月末までで午前8時〜午後5時(希望により開園前の早朝収穫も可)。摘み取り料は1キロ当たり1400円。毎週水曜日と第3木曜日定休。要予約。申し込みは清水さん(電話080・5109・3652)へ。

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