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八十里越宿泊便で堪能 三条市8月からバスツアー拡充 継之助記念館や大内宿も

新潟日報(2016年7月21日)

 国道289号の新潟・福島県境部分(通称・八十里越)の自然や歴史をより深く感じてもらおうと、三条市は8月から、体感バスツアーに1泊2日の宿泊便を加える。時間をかけて国道の改築工事現場や観光地を巡り、地域への関心を高めるのが狙い。市は「これまでの半日便とは違った楽しみ方を提案した」としている。

 国道289号のうち、三条市下田地区と福島県只見町を結ぶ八十里越は、険しい山岳地帯にある。戊辰戦争で負傷した長岡藩の河井継之助が会津を目指した道筋としても知られている。現在、一般車両は通行できず、国と新潟、福島両県が、通行不能区間の解消を目標に共同で改築工事を進めているが、開通時期は未定だ。

 三条市は2013年、早期の全線開通を後押しするため、体感バスツアーを始めた。従来は半日便だけだったが、例年、申し込みが少ない8、9月に、ことし新しく宿泊便を設定。趣向を凝らして誘客増を図る。

 行程では、工事現場で説明を受けるほか、半日便にはない河井継之助記念館(只見町)の見学や大内宿(福島県下郷町)の散策も楽しめる。只見町の民宿に宿泊する。

 宿泊便は8月7、21、28日と、9月11、18日に出発する。料金は9千円(旅行保険料込み)。半日便は7、10、11月に設定されている。

 問い合わせは近畿日本ツーリスト燕三条支店、0256(61)3000。

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