石川県書道教育研究会(石川書研)の創刊60周年記念展覧会(北國新聞社後援)は21日、金沢市の金沢21世紀美術館で始まった。県内の園児から一般までの2017人が節目を祝う力作を並べ、引き続き研さんに努める気概を示した。
小学生は「若い生命」、中学生は「天地創造」などの課題を、バランスが取れた筆致でつづった。石川書研が1956(昭和31)年に出版した「石川書研」創刊号も展示され、60年の歩みを紹介した。
書道研究・彩霞社(さいかしゃ)(金沢市)の書展(本社後援)も開かれ、石川書研と彩霞社の会長である中田飛泉氏ら121人の秀作が来場者に墨の濃淡の美などを伝えた。いずれも24日まで。